エコノミー症候群と新潟県中越沖地震
新潟県中越沖地震の発生から3日目、新潟大学医学部などによる、エコノミークラス症候群対策合同医療チームが柏崎市の現地にはいり、4ヵ所の避難所をまわり検診した。その結果、地震後静脈に血栓が出来たと認められる事例が70歳代の女性に確認されたという。正式には急性肺血栓塞栓症といい、旅行者血栓症ともいわれる静脈血栓による病気である。3年前の中越地震でも、自家用車で寝泊りが続いた被災者に、多くその症状がみられた。新潟県では被災者に、ふくらはぎの筋肉を使うことにより静脈血の還流を促し、血栓予防になる「かかとの上げ下ろし運動」や「定期的な水分補給」を呼びかけている。水洗トイレの生活に慣れた現代人にとって、水道が止まっている実情の中で、特に女性はついついトイレの回数を減らすために水分補給を控えがちになる。柏崎の避難所でも、災害用のトイレの機能的トラブルがあったと聞く。トイレの問題は被災者の精神的ストレスを増すものであり、今後の対策と備えの徹底が望まれる。
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