HIV感染とエイズ
HIV感染者やエイズ患者の数は、日本では相当な勢いで増加し続けています。エイズとは、人間の血液中にHIV(ヒト免疫不全ウイルス)が浸入することによって発症する感染症です。
HIVは血液、母乳、膣分泌液、精液やカウパーに含まれており、粘膜や傷口を経由して体内に入り込むことによって感染していきます。
HIV感染を予防するには、注射器の使い回しや定期的な検診と予防医療、避妊などが挙げられます。
HIVは血液中を行き渡り、CD4陽性細胞に浸入して破壊を始めます。CD4陽性細胞とは、免疫機能を持っているリンパ球の一種であり、身体を細菌やウイルスなどから守ってくれます。CD4陽性細胞は破壊されても再度回復する機能が備わっているため、HIVの攻撃を受けても細胞の数が減少することはありません。従ってHIVに感染して初期の頃は、身体の異変が生じにくく自覚症状を感じる事が難しいためHIV感染の進行を進めてしまいがちです。
HIV感染の進行に気づかないでいると体内でHIVが増加していき、しだいにCD4陽性細胞が再生を繰り返しても追いつかなくなっていきます。すなわち、身体の免疫力が少しづつ低下していくことになります。免疫力が低下し始めると感染症や悪性腫瘍といった病気になりやすくなる状態になります。
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