ギラン・バレー症候群
ギラン・バレー症候群の治療法には沢山の種類があり、ギラン・バレー症候群の後遺症の報告数も減少してきています。ギラン・バレー症候群とは、急性炎症性脱髄性多発神経根炎(AIDP)とも呼ばれていますが、簡単に説明すると、両手両足に力が入らなくなる症状の病気のことを指します。
ギラン・バレー症候群の症状が発生する確率は非常に低く、10万人当たり1~2人程度の発病率とされています。年代別に統計データを見ると、20~30代、60~70代にAIDP発症者が多いと考えられています。ギラン・バレー症候群の症状が現れる前に風邪をひいたり下痢をしたりといった前兆が見られることが特徴で、AIDPの発症者全体の3分の2が風邪や下痢を発症前に経験しています。ギラン・バレー症候群の症状を具体的に説明すると、手や足のしびれ・感覚の鈍り、筋力低下・筋肉萎縮といったものがあります。手足のしびれはAIDPが発病してから1~2週間以内に最も悪化した状態になり、重症の場合には呼吸が難しくなります。ギラン・バレー症候群の症状は、急速な筋力低下を引き起こす急性型AIDPと筋力低下が徐々に起こる慢性型AIDPの2種類がありますが、どちらも手足から全身にAIDPの症状が広がっていきます。
ギラン・バレー症候群の原因は明確な定義がなされていませんが、AIDPの発症メカニズムは解明されてきています。風邪をひいたり下痢をしたりした際に、血液中にできる「抗体」が本来とは違ったもの(運動神経を攻撃し、手足の筋肉の機能低下を引き起こす抗体)に変化してしまうことがあり、それが発症の原因となっているようです。
ギラン・バレー症候群の治療法としては、免疫グロブリン療法や血漿交換などの方法がありますが、日本の健康保険の範囲内で治療を受けられるのは単純血漿交換療法のみとなっています。急性的症状のギラン・バレー症候群の治療法においては、すぐに入院して治療を受ける必要があります。ギラン・バレー症候群の治療法には理学療法も取り入れられており、関節と筋肉の機能維持が目的となっています。ギラン・バレー症候群の治療を受けた10%前後の人には人工呼吸器が必要になりますが、これは呼吸をコントロールしている筋肉の弱体化を補助するためです。ギラン・バレー症候群の治療の後遺症の数は少なく、完全回復する方も3分の一程度いますが、筋肉の持久力の低下は防ぐことができないようです。
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