パニック症候群
パニック症候群の症状は、自律神経失調症や「うつ病」と関連性があり、また、パニック症候群の原因や治療法(対処法)も関係が深いと言われています。
パニック障害とも呼ばれるパニック症候群の症状は、めまい、動悸、手足のしびれ、吐き気や呼吸困難などが一般的であり、病状が悪化したときには「死への恐怖」「発狂への恐怖」に襲われることもあります。
パニック症候群の症状をもつ患者は、パニック発作の体験を非常に強烈なものとして感じとるために、パニック発作が再度発生することに恐怖心を抱くようになります。パニック症候群の症状が自分の身に再び起こるのではないだろうかという不安は予期不安とも呼ばれ、予期不安を持っている状態の患者は外出を避け、家にこもりがちになります。
パニック症候群の症状を持つ人が、電車や人ごみなどでパニック発作に悩まされた場合、その後は予期不安から電車に乗れなくなったり、人ごみを避けるようになったりします。このような予期不安とも関係がある状態は広場恐怖と呼ばれていますが、この広場恐怖の原因はパニック障害や自律神経失調症、「うつ病」にあると考えられています。
パニック症候群の症状があるかどうかの判断は難しく、メンタルヘルス(精神疾患)の専門家などでも誤診してしまう場合があります。パニック症候群の症状は「うつ病」や自律神経失調症とも関係が深いため、混同してしまうことがあるらしく、明確な境界線が存在していないことも原因です。
パニック症候群の治療法(対処法)は、薬物療法と精神療法に大きく分けられます。
薬物療法でのパニック症候群の治療にあたっては、SSRI(選択的セロトニン再取り込み阻害薬)などの抗うつ薬が使用されています。ベンゾジアゼピン系抗不安薬、三環系抗うつ薬なども従来は抗うつ薬として使用されていたのですが、副作用が強いため、現在はSSRIが主流の抗うつ薬になっています。
精神療法によるパニック症候群の治療には、認知慮法・行動療法などがあります。パニック症候群の認知療法とは、パニック症候群の症状が発症すると思われるシチュエーションを想像することで、トラウマがある場面においても感情のコントロールができるような訓練を行います。パニック症候群の行動療法では、実際にパニック症候群の症状が起こった現場に強制的に向かうことで、徐々にトラウマのある場所に慣れていく対処法を実践します。
パニック症候群の症状は、治療法や対処法を施したからといってすぐに治るものではなく、長期的な視野で病状の改善を図ることが大切です。
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