もやもや病
もやもや病とは、症状の歴史が浅く、治療法として十分なものが見つかっていません。もやもや病は、徳永英明さん(歌手)が掛かっている病気として有名になりましたが、日本が世界で一番の患者数を抱えています。もやもや病の正式名称は、ウィリス動脈輪閉症と名づけられており、もやもや病と呼ばれるようになったのは、患者の脳血管を撮影した写真が煙の「もやもや」した様子に似ているためです。もやもやした煙のような形に見えるのは、大脳へ血液を送る頚動脈が頭の中で閉塞する動きを補うために脳の動脈が発達し太くなることが原因と考えられています。
もやもや病の症状は、脳梗塞や一過性脳虚血発作といった脳虚血、脳室内出血やくも膜下出血などといった脳出血などの種類に分類されています。
もやもや病である脳虚血の症状には、頭痛、不随意運動、片麻痺、四肢脱力発作、知覚異常、けいれんなどの症状があり、脳梗塞のケースでは神経系の異常が残ってしまうことがありますが、一過性脳虚血発作については30分以内に回復します。脳虚血(もやもや病の症状)が進行すると、脳機能の不全を招き、知能が低下する可能性があります。
もやもや病の脳出血の症状には、脳室内出血や「くも膜下出血」などがあり、突発性が高いと考えられています。
もやもや病の脳出血症状の後遺症には、意識障害、運動麻痺、精神症状、知覚異常、けいれんなどがあり、場合によっては死亡してしまう症例も報告されています。
大人が「もやもや病」を発症する場合は脳出血であることが多く、子供が「もやもや病」を発症する場合は脳虚血が多くなっています。もやもや病の症状は大人(30~40歳程度)と小児(子供)の時期に発症率が高く、女性と男性では女性の方が2倍近く多くなっています。
もやもや病の治療が一度終わったあとでも、正常な脳血管構造に戻ることはないため、完治はありません。もやもや病の症状の治療においては、小児・大人どちらの場合も脳神経外科などでの定期的な検診を欠かしてはいけません。
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